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イボバッタ

イボバッタ

イボバッタ
2023年10月神奈川県川崎市

イボバッタは、背中(前胸背面)にイボの様な突起が2つあるバッタの仲間

草地というよりも、土が剥き出しになったような荒地・裸地にいることが多い。

イボバッタは体色も環境に合わせた褐色をしているので、非常に見つけづらい。この個体は、遠路わきの石に張り付いているところを撮影した。(90°右に回転させたのが正しい姿)

イボバッタの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)バッタ亜目 バッタ科 トノサマバッタ亜科 Trilophidiini族 Trilophidia属 イボバッタ
学名:Trilophidia annulata(Trilophidia japonica)
漢字名:疣飛蝗
大きさ:♂20~25mm ♀30~35mm
成虫の見られる時期:7~11月
分布:本州・四国・九州
食べ物:イネ科、カヤツリグサ科、
イボバッタ
2018年8月神奈川県横浜市

イボバッタは体長3cm前後と小さいので、イボの観察には虫メガネがあると便利だ。

新しい世界が見える?正しいルーペ・虫眼鏡の使い方【レヂヲのいきものコラムVol.3】

イボバッタのイボ
2023年10月神奈川県川崎市

虫メガネを使えば、フィールドでもこれぐらい細かく観察ができるだろう。

イボバッタの頭部
2023年10月神奈川県川崎市

昆虫の顔を正面から観察するのも面白い。

下向き三角▼に並んでいる小さな〇は、バッタの単眼。大きな二つの複眼で物の動きや形を、単眼で明るさを見ているという。

イボバッタの幼虫
2018年8月神奈川県横浜市

こちらはおそらくイボバッタの終齢幼虫。幼虫からイボがあるので、見わけやすい。