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虫メガネ

新しい世界が見える?正しいルーペ・虫眼鏡の使い方【レヂヲのいきものコラムVol.3】

ルーペ・虫眼鏡

このコラムの第1回目「自然観察をはじめよう!」で、自然観察が楽しくなる3つのアイテムを紹介した。今回はそのひとつ「ルーペ・虫眼鏡」について、もう少し書いてみよう。

ルーペ・虫眼鏡は、小さなものを大きく見せてくれるという、とてもシンプルな道具だ。ワタシがガイドを務める自然観察会でも、大変お世話になっている。しかし、いざ皆さんにルーペを渡すと、正しく使える方が意外に少ない。

やってしまいがちなのは、対象物と目の間にルーペを構えて、よく見えるようにルーペを前後させる、というもの。確かにこれでも大きくは見えるのだが、ルーペのポテンシャルを最大限活かしきれていないのだ。

【ルーペ・虫眼鏡の正しい使い方】

それでは、ルーペの正しい使い方を説明しよう。

  1. まず、ルーペのレンズが睫毛につくくらい目の近くに構える。
  2. 次に、対象物を持った腕を伸ばし、ピントが合うところまでゆっくりと近づけていく。
  3. 対象物を手に持てない場合には、ルーペを構えたまま顔を近づける。
  4. ピントがあったら、よく観察しよう!

正しい使い方は、たったのこれだけ。ルーペの大きさや倍率にもよるが、ピントが合うのは顔に近いところになるだろう。

この使い方のメリットは、見るもの全てが拡大されること。小さな花の雄しべと雌しべの構造、蝶の翅の美しい模様を作り出す鱗粉など、いきもの達が産み出した自然の造形美が、視界一杯に拡がるのだ。

まるで、ミクロの世界の住人にでもなったかの様な気分を味わえるだろう。

ルーペ・虫眼鏡を正しく使うことで、自然観察が何倍にも楽しくなるので、ぜひ試してみてほしい。

最後に、オススメのルーペ・虫眼鏡をご紹介。


レイメイ藤井 超観察ルーペ 先生おすすめ
このレイメイ藤井のルーペは本当に便利で、ワタシも愛用している。メインは3.5倍だが、6倍・13倍のレンズもついているので、これ一つで相当小さな物まで見ることが可能。

振り出し式で倍率を変えられるものもあるが、レンズを変える手間がある。このルーペだと覗くレンズを変えるだけなので、ストレスなく観察を続けることができるのだ。

300円ほどの価格もウレシイ。値上げで480円(税込528円)となりました。

お気に入りのルーペを手に入れたら、自然観察に出かけてみよう!

子供にルーペを使わせる時は、絶対に太陽を見ないように注意すること!