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メスアカフキバッタ

メスアカフキバッタ(タンザワフキバッタ)

メスアカフキバッタ
2019年8月神奈川県横浜市
メスアカフキバッタは、メスの背中が赤みを帯びるフキバッタの仲間である。メスでも赤くならない個体や、オスでも赤い個体もあらわれるようで、個体差や地域差が激しい。

フキバッタの仲間は翅が退化しており、成虫になっても翅を使った飛翔ができない。そのため、移動できる範囲が狭く、地域毎の分化が進んでいる。しかし、その分類は困難で、結論は出ていないようだ。

メスアカフキバッタは、これまで別種とされていたタンザワフキバッタをシノニムとして扱うことがある。当サイトでは、メスアカフキバッタとタンザワフキバッタは同種として扱う。

メスアカフキバッタの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)バッタ亜目 バッタ科 フキバッタ亜科 ミヤマフキバッタ属 メスアカフキバッタ(タンザワフキバッタ)
学名:Parapodisma tenryuensis(Parapodisma tanzawaensis)
漢字名:雌赤蕗飛蝗
大きさ:20~25mm
成虫の見られる時期:8~10月
分布:本州
メスアカフキバッタの幼虫
2023年5月神奈川県横浜市
メスアカフキバッタの幼虫。1齢もしくは2齢だと思われる。

同定には自信がないので「フキバッタの仲間の幼虫はこんな感じか」程度に見ていただきたい。