ヒロバネヒナバッタは、山地に暮らすヒナバッタの仲間である。この写真は、標高1,400mほどで撮影した。
オスの翅はツヤのない褐色から黒色になる。上の個体は、かなり黒い部類だろう。
近縁であるヒナバッタに似ているが、名前の通りオスの前翅は幅ヒロくなる。
ヒロバネヒナバッタの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)バッタ亜目 バッタ科 ヒナバッタ亜科 ヒロバネヒナバッタ
学名:Stenobothrus fumatus
大きさ:20~30mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Stenobothrus fumatus
大きさ:20~30mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州
この個体は、残念ながら手前側の後脚が無い。そのお陰と言っては失礼だが、ヒロバネの様子がよくわかる。
こちらはメス。翅の長さには個体差があるようだが、この個体は腹端を超えないので本種とした。(ヒナバッタは雌雄とも腹端を超える)
腹の黄色と後脚の朱色が、草地の緑に映えていた。