
コガタコガネグモは、コガネグモの仲間のクモだ。日本のコガネグモ属の中では、コガタである。
網を張るクモには、隠れ帯(白帯・スタビリメンタムとも言う)という装飾をつける種がいるが、コガタコガネグモはX字の隠れ帯をつける。(写真の網は片側しかついていない)
コガタコガネグモの基本データ
分類:動物界 節足動物門 鋏角亜門 蛛形綱 蜘蛛目(クモ目)コガネグモ科 コガネグモ属 コガタコガネグモ
学名:Argiope minuta
漢字名:小型黄金蜘蛛
大きさ:オス4~5mm メス6~12mm
成体の見られる時期:秋
分布:本州・四国・九州・沖縄
食べ物:網にかかった昆虫など
学名:Argiope minuta
漢字名:小型黄金蜘蛛
大きさ:オス4~5mm メス6~12mm
成体の見られる時期:秋
分布:本州・四国・九州・沖縄
食べ物:網にかかった昆虫など

お腹の糸疣からまっすぐに網とつながる糸が見える。これは、網を作る糸とは役割が違い、しおり糸と呼ばれている。
コガタコガネグモは警戒心が強く、近づくと網から落ちて姿をくらます。しかし、しおり糸を利用すれば、簡単に元の網に戻ることができる。
いわば、命綱のようなものだろう。

カラフルな腹部の模様。

こちらはコガタコガネグモの幼体だと思われる。
隠れ帯がX字でなく、ジグザグの輪になっている。幼体の頃は、こういった隠れ帯をつけるそうだ。
