ナガコガネグモは、コガネグモの仲間のクモだ。コガネグモ属の中では、体(腹部)が細ナガい。
網を張るクモには、隠れ帯(白帯・スタビリメンタムとも言う)という装飾をつける種がいるが、ナガコガネグモは、縦にI字の隠れ帯をつける。
上の写真のように、網の中央に糸が不規則に細かく張られていることがあるが、これも隠れ帯の一種なのだろうか。
分類:動物界 節足動物門 鋏角亜門 蛛形綱 蜘蛛目(クモ目)コガネグモ科 コガネグモ属 ナガコガネグモ
学名:Argiope bruennichi
漢字名:長黄金蜘蛛
大きさ:オス6~12mm メス20~25mm
成体の見られる時期:夏~秋
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:網にかかった昆虫など
学名:Argiope bruennichi
漢字名:長黄金蜘蛛
大きさ:オス6~12mm メス20~25mm
成体の見られる時期:夏~秋
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:網にかかった昆虫など
草地の植物など低い位置に網を張ることが多いので、生き物探しに夢中になっていると、気づかずに網を壊してしまうことがある。
これは比較的高いところに張られた立派な網。
クズの葉に隠れるように張られた網。これで獲物が効率よくとれるのだろうか。
ナガコガネグモの腹部を腹側から撮影した。
糸疣から、網・獲物を縛る・卵を守るなど役割の違う数種類の糸を出す。
刺激を与えると、網を激しく揺らす。
網にかかった獲物を、糸でグルグルに巻いたところ。
クモの仲間は、獲物の体に消化液を注入して溶かし、汁を吸って体に取り込む。
こちらはナガコガネグモの幼体。この時からお腹は長い。
腹部の模様は、黄色と黒の横縞。他のコガネグモ属とハッキリと違うので、見分けるのは簡単だ。