ショウリョウバッタモドキは、ショウリョウバッタに似た細長いバッタの仲間。しかし、そこまで似ているわけではないので、見分けは簡単だ。
体長と比べて後脚が短く、腹端を超えることはない。
また、写真のように後脚は閉じて体と真っ直ぐにしていることが多いが、これはイネ科植物の葉に擬態をしているらしい。
ショウリョウバッタモドキは警戒心が強いが、ジャンプで逃げるのは苦手なようで、葉の裏側に回り込んで身を隠すことが多い。
ショウリョウバッタモドキの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)バッタ亜目 バッタ科 ショウリョウバッタ亜科 ショウリョウバッタモドキ
学名:Gonista bicolor
漢字名:精霊飛蝗疑
別名:チキチキバッタ
大きさ:♂27~37mm ♀45~57mm
成虫の見られる時期:7~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
レッドリスト:要注意種(神奈川県)
食べ物:イネ科植物
冬越し:卵で越冬
学名:Gonista bicolor
漢字名:精霊飛蝗疑
別名:チキチキバッタ
大きさ:♂27~37mm ♀45~57mm
成虫の見られる時期:7~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
レッドリスト:要注意種(神奈川県)
食べ物:イネ科植物
冬越し:卵で越冬
ショウリョウバッタモドキは、イネ科植物の葉を食べる。ショウリョウバッタモドキと出会うには、イネ科植物のはえた草原をよく探してみよう。
ショウリョウバッタモドキのオス。オスは、メスよりも一回り小さい。
食草のイネ科植物ではなく、広葉樹の葉にとまっていたショウリョウバッタモドキ。
少し褐色がかった個体。偶然なのか必然なのか、木の柵にとまっていた。近づいても、まったく動く気配はなかった。秋も深まり、だいぶ弱っているのだろう。
おそらく終齢幼虫のショウリョウバッタモドキ。翅が短く腹部が露出しているのが、幼虫の証である。
いきものの名前には、「〇〇モドキ」や「ニセ〇〇」といったものがしばしば見受けられるが、大半は「〇〇に似ているが、こちらの方が後に名付けられた(みつかった)ので」という理由からだ。
「〇〇モドキ」からしてみれば「いやいや、お前らより遥か昔からいるんだぜ、チンパンジーモドキさん。」と言いたいところだろう。
神奈川県のレッドリストで要注意種とされている。