ショウジョウトンボの成熟した雄は頭も体も真っ赤になる。
所謂「赤トンボ」はアカネ属のトンボを指すので、ショウジョウトンボ属であるショウジョウトンボは赤トンボではない。
「ショウジョウ」とは、能にも登場する架空の動物のことで、顔や毛が赤いという。
本種はタイリクショウジョウトンボ(Crocothemis servilia)の亜種となる。
ショウジョウトンボの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 蜻蛉目(トンボ目)トンボ科 アカネ亜科 ショウジョウトンボ属 タイリクショウジョウトンボ 亜種ショウジョウトンボ
学名:Crocothemis servilia mariannae
漢字名:猩々蜻蛉
大きさ:38~55mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
学名:Crocothemis servilia mariannae
漢字名:猩々蜻蛉
大きさ:38~55mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
翅の付け根がオレンジに色づく。
観察しようと近づいて逃げられてしまっても、同じ場所で待っていよう。ショウジョウトンボは縄張り意識が強いので、また戻ってくる可能性が高いからだ。
成熟したショウジョウトンボの雄は、惚れ惚れするほど美しい。
未成熟の雄や雌は地味な色合いになる。写真の個体は雌。
赤トンボは胸側面の黒い模様で種を見分けるが、ショウジョウトンボには模様がない。