シオカラトンボは、日本全国で見られる最も身近なトンボのひとつだ。平地から低山の湖沼・湿地・水田などで、小型の昆虫を捕食して暮らしている。
上の写真は、灰青色の体と青い眼が特徴的な成熟したオスだ。
シオカラトンボの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 蜻蛉目(トンボ目)トンボ科 ヨツボシトンボ亜科 シオカラトンボ属 シオカラトンボ
学名:Orthetrum albistylum speciosum
漢字名:塩辛蜻蛉
大きさ:47~61mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
学名:Orthetrum albistylum speciosum
漢字名:塩辛蜻蛉
大きさ:47~61mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
こちらはメスのシオカラトンボ。この色合いから「ムギワラトンボ」と呼ばれることもあるが、ワタシは馴染みがない。
微妙な色合いをしている上の個体は、成熟していないオス。オスも若い頃はメスと似た色をしているが、腹部先端の付属器で見分けることができる。
コチラはメス。
シオカラトンボの胸の模様。足のトゲは、捕まえた獲物を逃さないためだろうか。
シオカラトンボの頭部。この大きな複眼で獲物の動きを捉える。
甲虫?を捕食するシオカラトンボ。
よく似た仲間にオオシオカラトンボがいるが、以下の点で見分ける事ができる。
【雄のシオカラトンボとオオシオカラトンボの簡単な見分け方のポイント】
・シオカラトンボは眼が青く、翅の根元が透明で、お腹の先の黒い部分が目立つ。
・オオシオカラトンボは眼が黒く、翅の根元が黒く、お腹の先はあまり黒くならない。シオカラトンボよりも青味が強い。
里山の田んぼで、稲穂にとまるオスのシオカラトンボ。
田んぼのあちらこちらで、シオカラトンボのオス達が縄張り争いをしていた。