
ツユムシは、全体的に線が細く華奢なイメージのキリギリスの仲間。
近づくと跳ねずに飛んで逃げるが、翅をはためかせる様まで弱々しく感じるのは、先入観のせいだろうか。
ツユムシは、キク科やマメ科など色々な植物を食べる。
ツユムシの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)キリギリス亜目 キリギリス下目 キリギリス上科 キリギリス科 ツユムシ亜科 ツユムシ属 ツユムシ
学名:Phaneroptera falcata
漢字名:露虫
大きさ:29~37mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州
食べ物:キク科植物(ヨモギ、セイタカアワダチソウ)、マメ科植物(ハギ、アカツメクサ、シロツメクサ)などの葉
冬越し:卵で越冬
学名:Phaneroptera falcata
漢字名:露虫
大きさ:29~37mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州
食べ物:キク科植物(ヨモギ、セイタカアワダチソウ)、マメ科植物(ハギ、アカツメクサ、シロツメクサ)などの葉
冬越し:卵で越冬

バッタ目の中で、体よりも長い触角を持つのは、キリギリス・コオロギの仲間である。ツユムシはキリギリスの仲間なので、写真のように触角がとても長い。

ツユムシの触角から翅の先まで、すべてを画角に入れて撮った写真。いかに触角が長いのか、おわかりいただけただろうか。

お尻のグルッと巻き上がった部分は産卵管。産卵管があるということは、雌のツユムシということだ。

ツユムシのメスを後ろから撮影してみた。やはり産卵管が目立っている。

お尻を見ると産卵管がないことが確認できるので、雄である。残念ながら左後脚が欠損している。
雄は「ピチピチ」と鳴いて、雌を誘うようだ。

写真の個体はシロツメクサの葉を食べていたが、撮影しようと近づいたら、食べるのをやめてしまった。お食事中、申し訳ないことをした。