クビキリギスは、草地に暮らすキリギリスの仲間だ。
「顎の力が強く、一度嚙みつくと首がちぎれても離さない」というのが名前の由来だという。なかなかインパクトのある命名エピソードだ。
成虫で冬越しをするので、春の草むらで「ジー」と聞こえるのは本種の鳴き声だろう。
クビキリギスの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)キリギリス亜目 キリギリス下目 キリギリス上科 キリギリス科 ササキリ亜科 クビキリギス属 クビキリギス
学名:Euconocephalus thunbergi
大きさ:50~57mm
成虫の見られる時期:5~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:イネ科植物や昆虫など
冬越し:成虫越冬
学名:Euconocephalus thunbergi
大きさ:50~57mm
成虫の見られる時期:5~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:イネ科植物や昆虫など
冬越し:成虫越冬
キリギリスの仲間は触角が長い。
クビキリギスの赤い大顎。この大顎と名前の由来のせいか、どうもグロテスクなイメージを持っている。
頭部が尖っているのも本種の特徴だ。
アリにちょっかいを出され、このあと逃げられてしまった。
褐色型のクビキリギス。
このポーズは流石に可愛すぎる。
褐色のクビキリギスも、大アゴは赤みがある。