ヒレルクチブトゾウムシは、口吻が短いクチブトゾウムシの仲間である。長い口吻が象の鼻のように見えることから「ゾウムシ」と呼ばれるゾウムシ科の一員であるが、象らしさは全くない。
バラ科・ブナ科などの広葉樹の葉を食べるようだ。短い口吻は、葉を食べやすくするための進化なのだろうか。
ヒレルクチブトゾウムシの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 ゾウムシ科 クチブトゾウムシ亜科 ヒレルクチブトゾウムシ
学名:Pseudoedophrys hilleri
大きさ:約4mm
成虫の見られる時期:5~9月
分布:本州・四国・九州
学名:Pseudoedophrys hilleri
大きさ:約4mm
成虫の見られる時期:5~9月
分布:本州・四国・九州
この写真は、クヌギやコナラが生える雑木林の柵上で撮影した。風に飛ばされて樹上から落ちてきたのだろう。
背中にある一対の黒い斑紋と、毛深い(鱗片?)前翅が、本種の特徴。
体長が4mmほどしかないので、観察には虫眼鏡が必要だ。