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オジロアシナガゾウムシ

オジロアシナガゾウムシ

オジロアシナガゾウムシ
2018年5月神奈川県横浜市

オジロアシナガゾウムシは、パンダゾウムシの愛称で子供にも人気のゾウムシである。

ズングリとした体躯に長い脚のアンバランスなスタイルで、クズの茎にしがみつく姿が愛らしい。

オジロアシナガゾウムシの食草であるクズは、都会でも様々な場所で見られる。したがって、オジロアシナガゾウムシはもっとも観察のしやすい昆虫のひとつだといえるだろう。

オジロアシナガゾウムシの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 ゾウムシ科 アシナガゾウムシ亜科 オジロアシナガゾウムシ
学名:Mesalcidodes trifidus
漢字名:尾白脚長象虫
別名:パンダゾウムシ・パンダムシ
大きさ:9~10mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:本州・四国・九州
オジロアシナガゾウムシ
2018年5月神奈川県横浜市

クズの茎にボコッと膨らみが出来ていたら、オジロアシナガゾウムシの仕業。茎の中に卵を産むと、そこが膨らむのだ。この膨らみは、虫こぶ(虫瘤)と呼ばれる。

オジロアシナガゾウムシの黒と白の体色は、鳥の糞に擬態しているといわれる。また、危険が迫ると死んだフリ(擬死)をして逃げる。

オジロアシナガゾウムシは、カワイイ見た目とは裏腹になかなかの騙し上手なのだ。

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