クロアゲハは、数種類いる黒いアゲハチョウの仲間でも一番黒っぽいアゲハだろう。
黒いアゲハはどれもよく似ているので、見分けるのが難しい。飛んでいればなおさらである。
クロアゲハは翅がほぼ黒一色(オスには後翅前縁に白い紋がある)で、後翅の突起(尾状突起)が他の黒いアゲハよりも少し短く、おしゃぶりのような形をしている。そこで、おしゃぶり型尾状突起という呼び方を提案したいが、いかがだろうか。
季節や個体による翅の色や形の変異があり、尾状突起がないこともある。尾状突起がない個体は、ナガサキアゲハにソックリである。
クロアゲハの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鱗翅目(チョウ目)アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科 アゲハチョウ族 アゲハチョウ属 クロアゲハ
学名:Papilio protenor
漢字名:黒揚羽
大きさ 開帳:80~120mm 前翅長:45~70mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:本州・四国・九州
食べ物:幼虫-ミカン科の葉(カラスザンショウ)、成虫-花の蜜
学名:Papilio protenor
漢字名:黒揚羽
大きさ 開帳:80~120mm 前翅長:45~70mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:本州・四国・九州
食べ物:幼虫-ミカン科の葉(カラスザンショウ)、成虫-花の蜜
アスファルトで何かしらの汁を吸っていた。
黒いアゲハを見ると「あ、クロアゲハ!」と言ってしまいがちだが、そういう時ほど「違う黒いアゲハ」であることが多い。(個人的な感想です。)