
萌黄色に茶色い翅が鮮やかな、チャバネアオカメムシ。
カキ・ナシ・モモ・リンゴ等様々な果樹を食害するので、果樹農家からは嫌われているようである。
繁殖の為の十分な成長には植物の種子からの栄養が必要で、幼虫はスギやヒノキなど針葉樹の球果で見つかることが多い。果樹園の果実では果肉が厚過ぎて、種子まで口吻が届かないらしい。
チャバネアオカメムシの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 半翅目(カメムシ目)カメムシ亜目 カメムシ科 カメムシ亜科 チャバネアオカメムシ
学名:Plautia stali
漢字名:茶翅青亀虫
大きさ:10~12mm
成虫の見られる時期:4月~10月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:幼虫-針葉樹(スギ、ヒノキ)の球果など
成虫-植物の果実など
冬越し:成虫越冬
学名:Plautia stali
漢字名:茶翅青亀虫
大きさ:10~12mm
成虫の見られる時期:4月~10月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
食べ物:幼虫-針葉樹(スギ、ヒノキ)の球果など
成虫-植物の果実など
冬越し:成虫越冬


このチャバネアオカメムシは、小楯板に白い羽根のような紋様が入っていた。羽化直後で完全に色づいていないのだろうか?

「臭い!臭い!」と嫌われがちなカメムシだが、よく見ると可愛らしい顔をしている。

こちらはチャバネアオカメムシの卵。ミズキの葉上に産みつけられていた。カメムシの卵は、写真のようにきっちりと並べて産みつけられるものも多い。

チャバネアオカメムシの幼虫。


この幼虫は、四阿に残されたセミの抜け殻についていた。しばらく観察したが、何をしていたのかはわからなかった。