ヒメゴマダラオトシブミは、エノキ(アサ科)やケヤキ(ニレ科)の葉で揺り籠を作るオトシブミの仲間。
鞘翅の模様には変異があり、「ゴマダラ」模様の個体は少なく、写真のように黒い個体が多い。ヒメの付かないゴマダラオトシブミは、名前の通り「ゴマダラ」模様だ。
また、ヒメゴマダラオトシブミの背中には、コブオトシブミよりも立派な瘤が2つある。
ヒメゴマダラオトシブミの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 オトシブミ科 オトシブミ亜科 マダラオトシブミ族 ヒメゴマダラオトシブミ
学名:Paroplapoderus vanvolxemi
漢字名:姫胡麻斑落し文
大きさ:6~7mm
成虫の見られる時期:4~8月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Paroplapoderus vanvolxemi
漢字名:姫胡麻斑落し文
大きさ:6~7mm
成虫の見られる時期:4~8月
分布:北海道・本州・四国・九州
エノキの葉で揺籃を作るヒメゴマダラオトシブミの雌。揺籃は落とさずに樹上に残すタイプ。
オトシブミの揺籃は、種によって作る樹木や葉の巻き方が違う。出来上がった揺籃を落とすか落とさないかも、種によって好みが分かれるようだ。
次はどの葉で揺り籠を作ろう…と考えているのだろうか。
エノキの葉で作られたヒメゴマダラオトシブミの揺籃。