![エゴツルクビオトシブミのオス](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P4230079-ORF_DxO_DeepPRIMEXD-2-e1688516320266.jpg)
エゴツルクビオトシブミは、鶴のように首の長いオトシブミの仲間である。
オトシブミの仲間は葉っぱをクルクルと巻いてゆりかごを作るが、エゴツルクビオトシブミはエゴノキの葉を使ってゆりかごを作る。
エゴツルクビオトシブミの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 オトシブミ科 オトシブミ亜科 オトシブミ亜族 エゴツルクビオトシブミ
学名:Cycnotrachelus roelofsi
大きさ:オス8.0~9.5mm メス6.0~7.0mm
成虫の見られる時期:4~8月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Cycnotrachelus roelofsi
大きさ:オス8.0~9.5mm メス6.0~7.0mm
成虫の見られる時期:4~8月
分布:北海道・本州・四国・九州
![葉の裏で休むエゴツルクビオトシブミのオス](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/05/3L5A9830-CR3_DxO_DeepPRIMEXD-e1688516336622.jpg)
こんなふうに、葉の裏側で休んでいる姿もよく見かける。
![エゴツルクビオトシブミのメス](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P7090373-ORF_DxO_DeepPRIMEXD-e1688516350246.jpg)
メスの首は長くない。
![足をリズミカルに持ち上げて歩くエゴツルクビオトシブミのメス](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/05/3L5A9839-CR3_DxO_DeepPRIMEXD-e1688516366328.jpg)
足をリズミカルに持ち上げて歩く姿がユーモラスな、エゴツルクビオトシブミのメス。
![エゴツルクビオトシブミの揺籃](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P4230016-e1688516382601.jpg)
エゴノキに作られた、エゴツルクビオトシブミのゆりかご。揺籃とも呼ばれる。
ゆりかご作りを何度か観察したが、材料となる葉っぱを決めてから1時間半~2時間ほどかかるようだ。
エゴツルクビオトシブミのゆりかご作りの動画は、コチラからどうぞ。
ゆりかごの中には、卵がひとつ産みつけられる。
![エゴツルクビオトシブミの卵](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P5010256-e1688516403855.jpg)
左に写っているのが爪楊枝の先なので、卵の小ささがおわかりいただけるだろう。
![エゴツルクビオトシブミの幼虫](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P5010249-3-e1688516419751.jpg)
エゴツルクビオトシブミの幼虫。食べたエゴノキの葉っぱの色が透けている。
![エゴツルクビオトシブミの蛹](https://radiozukan.com/wp-content/uploads/2023/04/P5080280-ORF_DxO_DeepPRIMEXD-3-e1688516431476.jpg)
エゴツルクビオトシブミの蛹。蛹化してそれほど経っていないのだろう、透き通っていて美しい。
春から夏にかけて、エゴノキに穴の空いた葉っぱを見つけたら、エゴツルクビオトシブミの姿を探してみよう。