
ウスモンオトシブミは、キブシやゴンズイの葉でゆりかごを作る、オトシブミの仲間だ。
オトシブミの仲間が作るゆりかごの中には、卵がひとつ産みつけられている。
ウスモンオトシブミの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 オトシブミ科 オトシブミ亜科 オトシブミ族 ウスモンオトシブミ
学名:Apoderus balteatus
漢字名:薄紋落し文
大きさ:6.5~7.0mm
成虫の見られる時期:4~9月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Apoderus balteatus
漢字名:薄紋落し文
大きさ:6.5~7.0mm
成虫の見られる時期:4~9月
分布:北海道・本州・四国・九州

卵からうまれた幼虫は、葉っぱのゆりかごを食べて成長する。
やがてゆりかごの中で蛹から成虫の姿へとかわり、初めて外界へと姿をあらわす。

ゆりかごは、子供の成長を願う母が残した食料兼シェルターなのだ。
夏が始まる頃には、キブシの足元にゆりかごが見つかるかもしれない。

背中の模様が特徴的なウスモンオトシブミ。

キブシの葉にウスモンオトシブミの食痕が残っていた。