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ウスモンオトシブミ

2023年4月神奈川県横浜市

ウスモンオトシブミは、キブシやゴンズイの葉でゆりかごを作る、オトシブミの仲間だ。

オトシブミの仲間が作るゆりかごの中には、卵がひとつ産みつけられている。

ウスモンオトシブミの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゾウムシ上科 オトシブミ科 オトシブミ亜科 オトシブミ族 ウスモンオトシブミ
学名:Apoderus balteatus
漢字名:薄紋落し文
大きさ:6.5~7.0mm
成虫の見られる時期:4~9月
分布:北海道・本州・四国・九州
2023年4月神奈川県横浜市

卵からうまれた幼虫は、葉っぱのゆりかごを食べて成長する。

やがてゆりかごの中で蛹から成虫の姿へとかわり、初めて外界へと姿をあらわす。

2023年4月神奈川県横浜市

ゆりかごは、子供の成長を願う母が残した食料兼シェルターなのだ。

夏が始まる頃には、キブシの足元にゆりかごが見つかるかもしれない。

2023年4月神奈川県横浜市

背中の模様が特徴的なウスモンオトシブミ。

2023年4月神奈川県横浜市

キブシの葉にウスモンオトシブミの食痕が残っていた。