
オンブバッタは、小さい個体が大きい個体におんぶされていることが多いバッタの仲間。
彼らの関係は親子ではなく、恋人だ。大きい個体が雌で、背中に乗った小さい個体が雄である。
マメ科のクズやキク科の植物を好んで食べる。
オンブバッタの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 直翅目(バッタ目)バッタ亜目 オンブバッタ科 オンブバッタ亜科 オンブバッタ属 オンブバッタ
学名:Atractomorpha lata
漢字名:負蝗虫
大きさ:♂20~25mm ♀40~42mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
学名:Atractomorpha lata
漢字名:負蝗虫
大きさ:♂20~25mm ♀40~42mm
成虫の見られる時期:6~11月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄

雄が褐色型のオンブバッタのカップル。雌の褐色型も出現する。

こちらはおんぶしているだけでなく、交尾をしているオンブバッタのカップル。
多くのバッタ類は交尾の時に雄が雌に乗るが、交尾が終わるとすぐに離れてしまう。オンブバッタの雄が交尾中以外でも背中に乗っているのは、雌を独り占めする為だといわれている。

オンブバッタは、しばしばショウリョウバッタと混同されるようだが、頭の横を見るとわかりやすい。
写真のように白いイボイボが並んでいれば、オンブバッタである。