
オオヒラタシデムシは、薄暗い林床を歩き回り、動物の死体や腐った植物を食べるシデムシの仲間だ。
森の中が生物の死骸だらけにならないのは、森の掃除屋である彼らのおかげともいえるだろう。
オオヒラタシデムシの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ハネカクシ上科 シデムシ科 ヒラタシデムシ亜科 オオヒラタシデムシ
学名:Eusilpha japonica
漢字名:大平埋葬虫
大きさ:18~23mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Eusilpha japonica
漢字名:大平埋葬虫
大きさ:18~23mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:北海道・本州・四国・九州

ミミズや昆虫の死骸に集まっているのをよく見かける。

風の谷のナウシカに出てくる王蟲の様な形をしているのは、オオヒラタシデムシの幼虫だ。一家総出でお食事中のようである。

こちらもミミズを捕食しているオオヒラタシデムシ。先ほどとは違ってカッピカピのミミズの干物だが、これはまた熟成された旨さがあるのだろうか。
触角先端の造形が面白い。

危険が迫ると、不快な臭いのする茶色い液体を出すので、覚悟して捕まえたほうがいいだろう。

舗装路で仲睦まじいオオヒラタシデムシのカップルを発見した。しばらく観察していたが、交尾まではいたらなかった。邪魔をしてしまったようで申し訳ない。