レヂヲのいきもの図鑑では、ワタシが実際に出会ったいきものを紹介しています。現在172種を紹介中!
カナブン

カナブン

カナブン
2023年7月神奈川県川崎市

樹液酒場で出会える確率が高い昆虫といえば、このカナブンだろう。

どこにでもいるので、当然子どもたちは見向きもしないが、もう一度よく観察してみてほしい。

カナブンの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 コガネムシ上科 コガネムシ科 ハナムグリ亜科 カナブン属 カナブン
学名:Pseudotorynorrhina japonica(Rhomborrhina japonica)
漢字名:金蚉、金亀虫、金蚊
大きさ:22~30mm
成虫の見られる時期:6~8月
分布:本州・四国・九州・沖縄
樹液にやってきたカナブン
2023年7月神奈川県川崎市

金属光沢のあるオリーブ色から赤銅色へとグラーデーションする体色。

頭から胸へと刻まれた点描画の様な刻印は、前翅で鱗模様へと変化していく。

思いのほか毛深い腹周りも、なんだか小動物のような可愛らしさを感じないだろうか。

カナブン
2023年7月神奈川県川崎市

そして、カナブンというキャッチーこの上ない種名である。もう少し推しの子にあげても良さそうなものなのだが…。

カナブン
2023年7月神奈川県川崎市

写真のように、樹皮の隙間に顔を突っ込んで樹液を舐める姿も、よく見かける。

森でカナブンに出会ったら、ルーペ片手にもう一度観察してみよう。

コガネムシ科の最新記事4件