「カゲロウ」というと、弱々しく儚い命の昆虫を思い浮かべる方も多いが、それはカゲロウ目の昆虫だ。ウスバカゲロウはアミメカゲロウ目の仲間で、カゲロウ目とは分類的に縁の遠い種となる。
ウスバカゲロウは完全変態(幼虫と成虫の間に蛹の期間を経る)を行い、幼虫時代はアリジゴクと呼ばれる。
成虫のヒラヒラと飛ぶ様子から、「カゲロウ」と名前に付けられたのだろう。しかし、体はカゲロウ目よりも随分としっかりしている。
ウスバカゲロウの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 内翅上目 翅脈目(アミメカゲロウ目)ウスバカゲロウ上科 ウスバカゲロウ科 ウスバカゲロウ属 ウスバカゲロウ
学名:Hagenomyia micans
漢字名:薄翅蜉蝣
大きさ(開張):75~85mm
成虫の見られる時期:6~10月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
学名:Hagenomyia micans
漢字名:薄翅蜉蝣
大きさ(開張):75~85mm
成虫の見られる時期:6~10月
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
植物や壁などに、縦に止まっていることが多い。
こちらは写真を回転させて横向きにしてある。こうするとトンボと間違える方もいるようだが、トンボの仲間はこんなに触角が長くない。