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アオバハゴロモ

アオバハゴロモ

アオバハゴロモ
2023年7月神奈川県川崎市

アオバハゴロモは、町中から山林まで幅広い環境で見ることができる、カメムシ目の昆虫だ。

植物の枝や茎に、白い粉が吹いているのを見たことがないだろうか?これは植物が病気にかかっている訳では無い。

よく観察してみると、近くにアオバハゴロモの姿が見られないだろうか。

この白い粉は、アオバハゴロモの幼虫が分泌する蝋物質。手を近づけて白い粉が動けば、それはアオバハゴロモの幼虫だろう。

幼虫は、蝋物質の中に身を潜めて、植物の汁を吸っていたのだ。

アオバハゴロモの基本データ

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 半翅目(カメムシ目) アオバハゴロモ科 アオバハゴロモ属 アオバハゴロモ

学名:Geisha distinctissima
別名:ハト、ハトムシ、シラコババ
大きさ:9~11mm
成虫の見られる時期:7月~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食べ物:さまざまな植物の汁
冬越し:卵で越冬

アオバハゴロモ
2023年7月神奈川県川崎市

成虫のアオバハゴロモも植物の汁を吸う。手を近づけると、植物の影に身を隠すように横移動をする。さらにしつこく追いかけると、ぴょんと跳ねて逃げてしまう。

アオバハゴロモ
2018年8月神奈川県横浜市

身近な昆虫なので子供達の遊び相手になることも多く、ハト・ハトムシなどローカルな愛称で親しまれている。

ほんのりと薄紅色がかった翅の縁も美しい。

キブシに群がるアオバハゴロモ
2023年9月神奈川県横浜市

アオバハゴロモは、様々な植物の汁を吸う。ここではキブシが人気のようだ。

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