
モモブトカミキリモドキは、モモの太いカミキリモドキの仲間だ。そのまんまのネーミングで、実にわかりやすい。
ただし、モモが太いのはオスだけだ。人間も昆虫も、女子はモモの太さを気にするものなのだろう。
春から夏に、花の花粉を食べている姿をよく見かける。
モモブトカミキリモドキの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)カブトムシ亜目 ゴミムシダマシ上科 カミキリモドキ科 モモブトカミキリモドキ
学名:Oedemera lucidicollis
漢字名:腿太擬天牛
大きさ:5.5~8mm
成虫の見られる時期:3~7月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Oedemera lucidicollis
漢字名:腿太擬天牛
大きさ:5.5~8mm
成虫の見られる時期:3~7月
分布:北海道・本州・四国・九州

タンポポの花粉にまみれているモモブトカミキリモドキ。
あまりお行儀が良くないようだが、タンポポにしてみればこのぐらいが都合が良い。
モモブトカミキリモドキが、体中に花粉を付けてあちらの花こちらの花と動き回るうちに、受粉の手伝いをしてくれているのである。
花の花粉や蜜は、受粉の手伝いをしてくれたお駄賃というワケだ。

この立派な太ももが、メスの気を引くポイントなのだろうか。
光が当たると、体色は黒ではなく濃紺だとわかる。

こちらはクサイチゴの花粉を食べているところ。