ハンミョウは、赤・青・緑の金属光沢がある鞘翅が美しいコウチュウの仲間。
輝く色にばかり目が奪われがちだが、大顎と体毛の白も素晴らしく美しいので、よく観察してほしい。
ハンミョウの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目(コウチュウ目)オサムシ亜目 オサムシ科 ハンミョウ亜科 Cicindelini族 Cicindelina亜族 ハンミョウ属 ハンミョウ
学名:Cicindela japonica
漢字名:斑猫
別名:ミチオシエ・ミチシルベ
大きさ:18~23mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:本州・四国・九州・(沖縄)
学名:Cicindela japonica
漢字名:斑猫
別名:ミチオシエ・ミチシルベ
大きさ:18~23mm
成虫の見られる時期:4~11月
分布:本州・四国・九州・(沖縄)
ハンミョウの大顎は、地表を歩く虫を捕まえるために、なかなかに鋭い。
しかし、このサイズなので、私たちが挟まれてもそれほどのダメージはないだろう。
触角が下を向いているのは、地表を歩くエサの足音を察知するためだろうか?
ハンミョウを間近で観察する場合には、出来るだけそっと近づこう。
感づかれると、素早く飛んで逃げ、すぐ近くに着地する。また近づくと、また素早く飛んで逃げ、またすぐ近くに着地する。それでもまた近づくと…。
この様子が「まるで道の案内でもしているようだ」というので「ミチオシエ」という別名がついた。
ワタシが所属する横浜自然観察の森のガイドグループは「森の案内人・ハンミョウの会」という名前だが、この別名が由来となっている。
あまり着いて行き過ぎると、森の奥深くへと案内されてしまうかもしれない。