
ワカバグモは、その名の通り透き通るような美しい若葉色のクモだ。
林縁の植物の葉上で、小さな昆虫などの獲物が来るのを待ち伏せしている。
捉えた獲物を逃がさないためだろうか、ワカバグモの第1脚と第2脚には黒いトゲが生えている。
分類:動物界 節足動物門 鋏角亜門 蛛形綱 蜘蛛目(クモ目)カニグモ科 ワカバグモ属 ワカバグモ
学名:Oxytate striatipes
漢字名:若葉蜘蛛大きさ:♂6~10mm ♀9~12mm
成体の見られる時期:4~9月
分布:北海道・本州・四国・九州
学名:Oxytate striatipes
漢字名:若葉蜘蛛大きさ:♂6~10mm ♀9~12mm
成体の見られる時期:4~9月
分布:北海道・本州・四国・九州

この個体は散策路の柵で獲物を待ち伏せしていたようだが、その美しい体色でかなり目立っていた。

お尻から糸が出ているのが確認できる。クモの仲間は、常にしおり糸と呼ばれる命綱を出している。
樹上などから落ちてしまっても、この糸を辿れば元の場所に戻ることができるのだ。

片脚を持ち上げて「よう!カッコよく撮ってくれ!」とでも言っているのだろうか。
網を張らずに徘徊するクモは、その多彩な動きを観察するのも非常に楽しいのでオススメである。