ニホンカナヘビは、草地や林縁で見られるトカゲの仲間だ。艶消し褐色の身体に、頭から体側にかけて白いラインが入る。
この体色が金色であることから「カナヘビ」と呼ばれているようだが、どうもしっくりこないのは私だけだろうか。
よく間違われるトカゲに、ニホントカゲやヒガシニホントカゲがいる。あちらの体色は、金属のような光沢があり、彼らこそ「カナヘビ」の名に相応しいと思うからだ。
ニホンカナヘビの基本データ
分類:動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 爬虫綱 齧歯目 カナヘビ科 カナヘビ属 ニホンカナヘビ
学名:Takydromus tachydromoides
全長:160~270mm 頭胴長:50~70mm
分布:北海道・本州・四国・九州
レッドリスト:東京都の一部で絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)、絶滅危惧Ⅱ類(VU)、準絶滅危惧(NT)に指定されている
学名:Takydromus tachydromoides
全長:160~270mm 頭胴長:50~70mm
分布:北海道・本州・四国・九州
レッドリスト:東京都の一部で絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)、絶滅危惧Ⅱ類(VU)、準絶滅危惧(NT)に指定されている
ただ、生物の名前の由来には諸説あるのがつきもので、可愛らしい蛇という意味で「愛蛇(カナヘビ)」という説もあるようだ。
ニホンカナヘビの可愛らしさを見ると、こちらの由来には文句のつけようがない。
全長の半分以上を尻尾が占めている。
こちらはまだ幼い個体。
こちらもまだ若い。孵化から1年ほどで成体になるようだ。