ユリカモメは、白い体に赤い嘴と足が鮮やかなカモメの仲間だ。カモメの仲間では小型の部類に入る。
ユーラシア大陸北部から、日本全国に冬鳥としてやってくる。上の写真は冬鳥としてやってきた時期の冬羽である。
夏羽は頭部が黒褐色になるそうだが、まだ出会ったことがない。
ユリカモメは1965年に東京都の鳥に指定されている。また、東京臨海新交通臨海線の愛称にも使われ、東京都民にとっては生活に身近な鳥であるハズだ。しかし、実際に数種類のカモメの姿から、ユリカモメを識別できる都民は少ない(ワタシ調べ)。
ユリカモメは、都鳥として古典文学にも多く登場する。名前だけの都の鳥よりも、人々の暮らしに近い鳥だったのであろう。
種名ミヤコドリもいるが、ミヤコドリ科の別種である。
ユリカモメの基本データ
分類:動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 鳥綱 チドリ目 カモメ科 カモメ属 ユリカモメ
学名:Larus ridibundus
漢字名:百合鴎
大きさ:40cm
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄(冬鳥)
学名:Larus ridibundus
漢字名:百合鴎
大きさ:40cm
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄(冬鳥)
つぶらな瞳が、ぬいぐるみのようで愛らしい。同じカモメ科のカモメやウミネコは、近くで見ると意外に眼光鋭く、可愛らしさはあまり感じられないのだが。(個人的な感想です)
初列風切羽は黒っぽく見える。