ギフチョウの幼虫が食べる植物として有名なカンアオイ。
落葉した林でハート型のカンアオイの葉を見つけても、花は見られないかもしれない。花は落ち葉に埋もれていることが多いからだ。上の写真も、落ち葉を掻いて撮影した。
観察した後には、落ち葉を戻してあげよう。
以前はHeterotropa属として扱われた。その為、学名がHeterotropa nipponicaとなっている文献もある。
カンアオイの基本データ
分類:植物界 被子植物 モクレン類 コショウ目 ウマノスズクサ科 カンアオイ亜科 カンアオイ属 カンアオイ
学名:Asarum nipponicum var. nipponicum
シノニム:Heterotropa nipponica・Asarum kooyanum var. nipponicum
漢字名:寒葵
別名:カントウカンアオイ
花言葉:秘められた恋
花の見られる時期:10~2月
分布:本州(関東~東海地方)
学名:Asarum nipponicum var. nipponicum
シノニム:Heterotropa nipponica・Asarum kooyanum var. nipponicum
漢字名:寒葵
別名:カントウカンアオイ
花言葉:秘められた恋
花の見られる時期:10~2月
分布:本州(関東~東海地方)
花びらのように見えるのは、実は萼片。カンアオイに花びらは無いのだ。
秋に咲いた花は、そのまま越冬する。
カンアオイ属の花粉媒介についてはあまり研究が進んでいないようだ。しかし、一部の種ではキノコバエによる花粉の媒介が報告されているとのことで、何か香りが有るのかとカンアオイの花の香りを嗅いだことがある。
残念ながら、ワタシの嗅覚では匂いは感じられなかった。