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キムネクマバチ(クマバチ)

キムネクマバチ(クマバチ)

盗蜜中のキムネクマバチ
2017年8月27日神奈川県平塚市

丸っこい体でブンブンと羽を鳴らしているハチがいたら、それはキムネクマバチかもしれない。

クマバチ、あるいはクマンバチと呼ばれることも多いが、正式和名はキムネクマバチのようである。

名前の通り、胸がフサフサとした黄色い毛で覆われている

羽音が五月蝿いので怖がられることが多いが、性格はおとなしい。こちらが手を出さなければ、刺されることはないだろう

分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 膜翅目(ハチ目)ミツバチ上科 コシブトハナバチ科 クマバチ亜科 クマバチ族 クマバチ属 キムネクマバチ
学名:Xylocopa appendiculata circumvolans
漢字名:黄胸熊蜂
別名:クマバチ・クマンバチ

大きさ:20~24mm
成虫の見られる時期:4~10月
分布:北海道・本州・四国・九州

キムネクマバチのホバリング
2017年8月27日神奈川県平塚市

キムネクマバチは、よく花を訪れて蜜を吸っている姿を見かける。特に多いのはフジの花だ。

フジの花は、マメ科特有の変わった形をしている。フジの花弁にハナバチが吸蜜のためにとまると、雄しべと雌しべがハナバチの体に触れる。こうすることで、ハナバチに花粉を運んでもらうという、フジの戦略なのだ。

フジの花にとっては、キムネクマバチは大切な花粉媒介のパートナーとなる。

しかし、蜜までが細長い筒状になっている花(例えばヘクソカズラなど)にとっては、キムネクマバチは迷惑な存在だ。

キムネクマバチの口吻は短いので、正攻法ではヘクソカズラの蜜を吸うことができない。しかし、生きていくために密は吸いたいのである。

そこで、花弁の横に穴を開けて、蜜を吸ってしまうのだ。これを盗蜜という。一番上の写真は、花は違うが盗蜜しているところだ。

ヘクソカズラにとっては、花粉を媒介してもらえないのに蜜だけ盗られてしまい、なんのメリットもない厄介者なのである。

キムネクマバチは、これまでミツバチ科に分類されていたが、最近ではコシブトハナバチ科に分類されることが多いようだ。


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