
バッタを探して膝丈ほどのイネ科植物が生えた脇道を歩いていると、羽音も立てずにかよわく飛び立つ虫たちがいた。
降り立った先を追いかけると、華奢な体をしたカメムシの姿がある。クモヘリカメムシだ。
スラリと細長い体型は、宿主のイネ科植物に同化するためだろうか。
クモヘリカメムシの基本データ
分類:動物界 節足動物門 昆虫綱 半翅目(カメムシ目)カメムシ亜目 ホソヘリカメムシ科 クモヘリカメムシ亜科 クモヘリカメムシ属 クモヘリカメムシ
学名:Leptocorisa chinensis
漢字名:蜘蛛縁亀虫
大きさ:15~17mm
成虫の見られる時期:4月~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食べ物:イネ科植物(イヌビエ、オヒシバ、エノコログサ、メヒシバ)など
学名:Leptocorisa chinensis
漢字名:蜘蛛縁亀虫
大きさ:15~17mm
成虫の見られる時期:4月~11月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食べ物:イネ科植物(イヌビエ、オヒシバ、エノコログサ、メヒシバ)など

イネ科植物から吸汁するため、コメ農家さんからは嫌われている。

近づくとすぐに飛び立ってしまうので、草を揺らさないように慎重に観察しよう。

同じ日に同じ場所で、クモヘリカメムシの幼虫も確認できた。年に2回成虫か発生するというデータがあるようだ。